空調設備は何故必要か?・カビ抑制トランクルーム

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そもそもカビとは。

一般的なカビについて

カビという言葉は、俗名で真菌の仲間です。わかりやすく言えば子実体を形成しない、糸状菌の姿のものです。つまり菌糸からなる体を持つ菌類ということですね。カビは、菌糸と呼ばれる糸状の細胞からなり、胞子によって増殖する。 生活空間では6月から8月にかけての梅雨、台風の季節など湿気の多い時期・場所に発生してしまいます。また水分を吸収する素材でなくても表面に水滴が発生してしまうと繁殖していきます。さらに湿気を中に含んでしまう段ボールや衣類といった繊維には大敵な存在です。

 
湿度管理トランクルーム福岡

 

カビの種類

カビは色を出す特徴から、カビの俗名は色で表現しています
アオカビ(ペニシリウム)
クロカビ(クラドスポリウム)
アカカビ(フサリウム)
ハイイロカビ(ボトリチス)などです。
 

カビの発生条件

カビは温度と湿度の関係で大きく変わります。簡単に考えれば生活している一般的な温度であれば、夏冬問わず相対湿度が65%以上になれば季節を問わず発生するリスクが増えるということです。
65%以上で好乾性のカビ
80%以上で中湿性のカビ
90%以上で好湿性のカビ
上記の条件が整えば数日でカビの繁殖が始まります。
 気づいた時には、服や壁の隅などにびっしりとカビが生えてた・・なんてことも多いと思います。
 

カビの抑制

もともと生活空間には様々なカビの原因菌は存在しています。目に見えてなくても物質の正面や繊維の中にその胞子を蓄えています。
カビが生える原因はもともとその素材に含まれているのです。
ですから日常から表面のホコリや水滴などをこまめに掃除することが最も簡単にカビの発生を抑えることにもなります。
 

効率よいカビ抑制は?

最も良い環境を作るには急激な温度変化や湿度の上昇を抑え込む必要があります。寒暖の差が多いと結露が生じてカビの発生を促進させます・また、温度が低い場合相対湿度は高くなる性質を持っています。
トランクルーム内の湿度を計測してわかることは庫内の温度を5℃程度上げると湿度は降下傾向になります。カビ抑制の効果的な方法は年間を通し一定の温度と湿度になるよう空調の重要素、温度・湿度・空気浄化・気流をコントロールする事が大切になります。
 

 トランクルーム福岡のカビ抑制の考え

トランクルーム福岡で、お客様のお荷物を預かる際、最も重要課題として取り組んだことが湿度管理でした。エアコンによる室内の管理には限界があります。250㎡にもなるフロアーを業務用のエアコンと言えども各庫内一つ一つを管理する事など到底できません。一般的な屋内型トランクルームは天井を網で作り、表面だけの掲載でエアコン空調完備としていますが、実際の湿度は管理できないのです。梅雨時期の対策としては各倉庫個別に排気口などを設けて調整しなくてはなりません。トランクルーム福岡は専用の湿度調整システムを導入しています。このシステムは館内くまなく一定の湿度を維持する能力を持っています。
実測値として令和元年7月の梅雨時期には外湿度が99%に達したときトランクルーム内は45%前後を維持しました。